ニキビで皮膚科の塗り薬の種類と効果は?料金と副作用について!

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ニキビに悩んでいる人は多いと思いますが、皮膚科でも治療できることをご存知ですか?

 

ニキビは立派な皮膚疾患。

 

皮膚科でお薬を処方してもらうことは、ニキビを治す近道になるんです。

 

皮膚科で処方されるニキビ治療薬は、飲み薬と塗り薬があります。

 

皮膚科で処方されるニキビの飲み薬については以下のサイトを参考にしてくださいね。

 

 

私は20代の頃酷いニキビに悩まされ、皮膚科をいくつも受診した経験があります。

 

その時の経験を踏まえて、ニキビ治療で皮膚科を受診した時に処方される塗り薬について、お話します。

 

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皮膚科が処方するニキビの塗り薬で最もポピュラーなダラシンTゲル

 

ニキビ治療の塗り薬と言えば、ダラシンTゲル、と言って良い程、ポピュラーな塗り薬で、私も処方されたことがあります。

 

リンコマイシン系の外用抗菌剤で、細菌がたんぱく質を合成するのを阻止します。

 

わかりやすく言うと、抗生物質の塗り薬です。

 

特にアクネ菌の殺菌効果が高く、顔のニキビ治療には良く取り入れられる塗り薬ですね。

 

私の場合は、重度だったため、一緒に飲み薬も処方されていました。

 

塗り薬より飲み薬の方が、効果が高かったと感じています。

 

特におでこに関して普段のセルフケアについては以下のサイトも参考に。

 

⇒おでこニキビがなくならない方必見!原因と意外な対策7項目まとめ!

 

ダラシンTゲルを使用する時の注意点

 

1日2回、ニキビの患部に塗ります。

 

必ず洗顔後、皮膚が清潔な状態で塗ってください。

 

また、むやみに多く塗るのは返って肌に良くないので、適量を患部以外に着かないように気を付けながら塗りましょう。

 

妊娠中、授乳中は使用しない方が望ましい塗り薬です。

 

抗生物質は自己判断で使用を中止したり、長期間使用すると、耐性菌ができてしまい、抗生物質が効かない体質になってしまう危険がありますので注意が必要です。

 

必ず医師に経過観察をしてもらいながら、指示を守って塗布してくださいね。

 

ダラシンTゲルの副作用

 

臨床試験では、約8%に副作用が認められています。

 

その内の5.8%がかゆみ、1.5%が皮膚の赤みです。その他、蕁麻疹、刺激感、ヒリヒリ感、つっぱり感などが副作用として報告されています。

 

また、重大な副作用として、非常に稀ではありますが、血便を伴う重篤な大腸炎が報告されているので、使用後腹痛や下痢になった場合は、直ちに使用を中止して医師に相談しましょう。

 

ダラシンTゲルの料金

 

ダラシンTゲルの薬価は1gあたり38.9円。

 

10gのチューブを処方された場合は、保険適用されるので、約120円程度です。

 

ダラシンTゲルの液体タイプ、ダラシンTローション

 

ニキビ治療にポピュラーなダラシンは、2010年にローションタイプが発売されました。

 

ダラシンTローションは透明な液体の塗り薬。ちょっと独特な臭いがあります。

 

効能や注意点は、ダラシンTゲルと同じですね。

 

肌の相性や効果を考え、ゲルタイプにするか、ローションタイプにするか、医師と相談しながら決めると良いでしょう。

 

ダラシンTローションの料金

 

ダラシンTローションの薬価は1mlあたり38.9円。

 

20mlのボトル容器で、1本あたり保険適用されるので、約233円程度です。

 

ニキビ治療の液体塗り薬、イオウカンフルローション

 

名前の通り、イオウとカンフルの成分が配合された、液体タイプの塗り薬です。

 

イオウには角質を柔らかくする効果があり、カンフルには鎮静作用、痒みを抑える効果が期待されます。

 

実はこれも、一度だけ処方されたことがあります。

 

液体タイプなので、肌馴染みは良いですが、私的には「全く効果がない」と感じました。

 

直接ニキビの原因に作用するというよりは、ニキビによる痒みや刺激を抑え、皮膚を柔らかくすることで毛穴の詰まりを防ぐことが目的なので、私のような重度のニキビだと、効果が追いつかなかったのだと思います。

 

イオウカンフルローションを使用する時の注意点

 

1日2回、洗顔後肌が清潔な状態で塗布します。

 

成分が沈殿しやすいので、使用前は良く振ってから使います。目に入らないように注意しましょう。

 

イオウカンフルローションは、ニキビに効果的ですが、その分肌から油分を奪い、肌が乾燥しやすくなってしまいます。

 

ニキビに乾燥は大敵なので、同時にしっかりと保湿ケアもしましょう。

 

イオウカンフルローションの副作用

 

強い副作用の心配はありませんが、化粧品と同じく、肌に合わない場合は、赤みや湿疹、痒みなどが出ることがあります。

 

イオウカンフルローションの料金

 

ジェネリック品があり、薬価は1mlあたり2.5円。

 

100mlでも、保険適用で75円と非常にリーズナブルです。

 

また、イオンカンフルローションは市販品もあります。
インターネットでも購入でき、ヤフー通販では、150mlで2180円です。

 

 

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比較的新しいニキビの塗り薬、ディフィリンゲル

 

毛穴の詰まりを取り除く効果のある塗り薬です。大人ニキビより思春期ニキビに高い効果があります。

 

目に見えないような毛穴の詰まりや、ニキビの初期状態、白ニキビ、黒ニキビに作用し、ニキビの進行を防ぎます。

 

初期に治療して重症化を防ぐ塗り薬ですね。

 

ちなみに、私は処方されたことがありません。

 

ディフィリンゲルを使用する時の注意点

 

1日1回、就寝前の使用です。

 

また、この薬はニキビの患部だけではなく、ニキビが出ている周辺全体に塗布します。

 

ディフィリンゲルには、光毒性があるので、薬を塗った状態で太陽光にあたるのは良くありません。

 

そのため、必ず使用は夜1回のみなんですね。

 

使用し始めには、肌の乾燥などの副作用が出やすいので、保湿ケアと同時に行うのがおすすめですが、順番としては、先に化粧水や乳液を付け、その後にディフィリンゲルを塗ります。

 

妊娠、授乳中の使用はできません。

 

ディフィリンゲルの副作用

 

先にも述べましたが、ディリフィンゲルは肌の乾燥が副作用として最も出やすく、臨床試験では半分以上に肌の乾燥が認められました。

 

その他、ツッパリ感、肌の赤み、痒みなどが主な副作用で、稀に湿疹や接触性皮膚炎を起こすこともあります。

 

ですので、私は初期症状のニキビや今後発生しないようにするためのスキンケアには、化粧品タイプのニキビケアをおすすめします。

 

化粧水・美容液・乳液・クリーム・パック・ニキビケアなどなどオールインワンジェルでとっても手軽なのもいいですね。

 

ディフィリンゲルの値段

 

ディフィリンゲルの薬価は1gあたりなんと120円!

 

さすが、新しい薬だけあって、高値ですね。

 

チューブは1本あたり15gなので、保険適用で約540円です。

 

ニキビ治療に使用するなら充分医師と相談して欲しいリンデロンVG軟膏

 

インターネットで検索すると、意外にも、このリンデロンVG軟膏が、ニキビの塗り薬としてピックアップされています。

 

リンデロンVG軟膏とは、ステロイドです。

 

ステロイドには免疫抑制機能があり、通常はアトピーなど、アレルギー物質に過剰に免疫が反応してできてしまった湿疹の治療などに使用され、その特徴から、ニキビに塗布すると、返って免疫が下がりニキビ菌を活発にしてしまう恐れがあるとされています。

 

しかし、リンデロンVG軟膏には、ゲンダマイシンという抗生物質も含まれているため、ニキビ治療に取り入れられることがあるというのです。

 

しかし、私は重度のニキビでしたが、このリンデロンVG軟膏を一度も処方されたことがありません。また、処方されたとしても、顔には絶対に塗りたくない塗り薬の1つです。

 

理由としては、ステロイドの中でも中クラスの強さだから。

 

私の子供はアトピーなので、ステロイドの知識が私には多少なりともあるのですが、通常は大人でも顔に塗るような薬ではないのです。

 

それでも、皮膚科医がこのリンデロンVG軟膏を処方したという場合は、何かしら考えがあってのことだと思います。

 

必ず、どのように使用すれば良いのか、日数、塗り方、量まで細かく指示を受け、経過観察をしてもらいながら使用してください。

 

かなり酷い湿疹でも治してしまう効果の高い薬ですが、顔への副作用が出やすい薬です。説明が曖昧な医師の場合は、別の皮膚科を受診することを個人的におすすめします。

 

リンデロンVG軟膏の副作用

 

ステロイドの副作用として、皮膚が薄くなる、赤みが出るなどがありますが、顔への使用で最も恐いのは、ステロイド酒さ(しゅさ)。
簡単に言うと、ステロイドが原因で起こる皮膚炎で、皮膚が赤くなり、火照りを感じます。

 

重度になると、酷いニキビと似たブツブツとした見た目になります。

 

ステロイドは副作用が出ていないか、必ず医師に経過観察をしてもらいながらの使用が絶対条件。異変を感じたら、すぐに受診してください。

 

リンデロンVG軟膏の値段

 

リンデロンVG軟膏の薬価は1gあたり27.2円。

 

チューブは1本あたり5gで、保険適用で約40円です。

 

ニキビ治療は薬の助けを借りつつ、原因となる生活習慣の改善が不可欠

 

ニキビは皮膚病なので、皮膚科での治療が可能です。

 

しかし、塗り薬にしろ、飲み薬にしろ、皮膚科で処方される薬は今あるニキビの治療をするものであり、ニキビの原因を取り除くものではありません。

 

ニキビをなくすために最も大切なのは、ニキビを作らないこと。

 

そして、これが最も難しいのです。

 

思春期ニキビと違い、繰り返す大人ニキビには、自分の生活の中に原因が隠れています。

 

それを見つけ、丁寧に改善しなければ、いくら皮膚科を受診しても、一時的に良くなり、そして再発の繰り返し。

 

睡眠はとれているか、規則正しい生活を送れているか、疲労が溜まっていないか、食生活を整える努力をしているか、肌に合わない何かを毎日使用していないか、あらゆる角度から自分の生活を見つめ、そして原因を特定して改善してください。

 

それが、ニキビを根本的になくすために、最も重要な事なんですね。

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