ニキビで皮膚科で出される飲み薬の種類と効果は?
ニキビは立派な皮膚疾患。
皮膚科を受診して治療することが、ニキビ根治の近道でもあります。
皮膚科のニキビ治療は、医師の考え方の差によって違いはありますが、基本的には処方された薬を飲んだり患部に塗ったりして、経過を見るというやり方ですね。
では、ニキビで皮膚科を受診した時、どのような薬が処方されるのでしょう?
酷い大人ニキビで皮膚科をドクターショッピングした私が、経験談と共にお話します。
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目次
皮膚科がニキビ治療で処方するメインの薬とは?
私は20代の時、酷い大人ニキビになってしまいました。
顔はもちろん、首、胸元、背中にまでニキビができてしまい、特に酷かった顔の頬からフェイスラインにかけては、繰り返すニキビで肌の色が変色してしまう程だったのです。
もちろん皮膚科を受診。
一時期は仕事の関係で実家を出ていたこともあり、また、皮膚科で治療をしても一時的に良くなることがあっても、すぐに再発を繰り返していたので、自分のニキビを治してくれる皮膚科を探して、いくつもの皮膚科を受診していました。
そこで、必ずと言って良い程処方された飲み薬があります。
それは、抗生物質。
私だけではなく、慢性的で難治性のニキビには、まず抗生物質を処方されることが殆どなのです。
ニキビ治療で皮膚科の医師が処方する抗生物質の種類と副作用とは?
抗生物質にもたくさんの種類がありますが、いくつもの皮膚科を受診した私は、どこに行ってもミノマイシンを処方されていました。
このミノマイシンは、ニキビ治療に使われる抗生物質としては一般的。
特に女性の生理周期によるホルモンバランスの変化が原因でできるニキビには、高い効果が期待され、女性にニキビ治療に良く処方される抗生物質です。
また、ミノマイシンは私のような重度のニキビに処方されることが多く、効果が強い反面、吐き気、腹痛、下痢、めまいなどの副作用が出ることもあります。
私の場合は相性が良かったのか、全く副作用は感じませんでした。
ニキビ治療として皮膚科が処方する薬には、ミノマイシン以外にもう一つポピュラーなルリッドという抗生物質があります。
ルリッドはニキビ治療で使用できる抗生物質の中で、最も副作用が出る確率が少ないものです。
ただし、副作用が少ないという事は、優しく薬の効果が作用するという事で、ミノマイシンより効果を実感できるのに時間がかかります。
同時に大事なのは普段生活のセルフケア。典型的なおでこのにきびについて7つの必須項目で私の体験談を元に書きましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
⇒おでこニキビがなくならない方必見!原因と意外な対策7項目まとめ!
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ニキビ治療の諸刃の剣、抗生物質のメリットとデメリット
なぜ、ニキビの治療で皮膚科の医師が抗生物質を処方するのかと言うと、ニキビの原因菌であるアクネ菌(背中の場合はマラセチア菌)を抗生物質で死滅させるため。
原因菌を殺してニキビを治すのが目的ですね。
確かに、抗生物質はニキビに効きます。
原因菌が死滅してしまえば、ニキビの炎症は治まってしまいます。
原因菌が死滅するので、抗生物質を飲んでいる間は、新たなニキビもできません。
私も飲めばニキビは必ず改善していました。
このような話を聞くと、抗生物質はニキビに悩む人にとっては夢のような薬かもしれませんが、万能ではないんですね。
抗生物質にはメリットとデメリットがあるのです。
抗生物質のメリット
・自分の体質に合った抗生物質であれば、確実に効果が見込める
抗生物質のデメリット
・薬なので、当然副作用が出てしまうことがある。
・長期間服用すると、肝障害や血液障害など、重篤な副作用が出てしまう可能性がある。
・正しく飲まないと、体内で抗生物質の耐性菌ができてしまい、効果が出なくなる。
・ニキビの原因菌であるアクネ菌、マラセチア菌に限定した抗生物質がなく、医師は統計を見て効果が見込めるものを処方しているため、飲んでも効かないことがある。
・効果があるのは飲んでいるだけ。飲むのを止めるとニキビが再発する可能性大。
あれ?デメリットの方が多いですね。
そうなんです。
皮膚科から処方される抗生物質は、確かに即効性があり、ニキビを治す力を持っているのですが、ただ抗生物質を飲んでいるだけでは、ニキビの根本的な原因を解決することはできません。
ニキビ治療で抗生物質を服用する際の注意点
抗生物質は、決して長期間服用する薬ではありません。ニキビを予防するために飲む薬でもありません。
抗生物質は、ニキビが悪化して酷い状態になった肌を一時的に回復させるために飲む薬。
それと同時に、ニキビができてしまう根本的な原因を生活の中から取り除かなければ、結局再発を繰り返してしまいます。
私はこの「根本的な原因を生活の中から取り除く」ということが上手にできていませんでした。
無知で、正しいやり方を知らなかったのです。
そのため、抗生物質を飲んでは回復、そして再発し、「この皮膚科はダメだ」と間違った判断をして、ドクターショッピングを続けてしまいました。
だけど、その後自分なりに知識を身につけ、大人ニキビを完治した今ならば、ニキビ治療で皮膚科の医師に抗生物質という薬を処方された時、どうすれば良いのかわかります。
<ニキビ治療で抗生物質を服用する時に注意するべき4つのこと>
2. 服用中に体調に異変が出たら、必ずかかりつけの皮膚科を受診して医師に相談すること。
3. 飲み切った後、特に医師から指示がなくても再受診し、皮膚の状態を確認してもらってから、服用を継続するかどうか、医師に判断してもらうこと。
4. 抗生物質は今あるニキビを治す力はあるが、ニキビができやすい自分の体を治すものではないので、薬の服用と同時に、自分の生活の改善を行うこと。
特に4が重要になります。
生活の改善については以下のサイトでも紹介しています。もしご興味があればご覧ください。
結局薬を飲んでも、ニキビができてしまうような生活習慣や普段の保湿のセルフケアを見直さなければ、根本的解決にはなりません。
抗生物質は、劇的にニキビを改善させる効果がありますが、それだけ強い薬ということなのです。
自己判断で飲んだり飲まなかったりは、やってはいけないこと。
必ず受診して、医師に相談しながら服用しましょう。
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