背中ニキビが皮膚科で解決しない方必見!8原因と薬でなく漢方で対応?
ふとした瞬間に気付いた背中のブツブツ。
鏡に背中を映して何とか見てみると、これってニキビ!?
背中は自分で確認し辛く、気付いたときにはニキビが悪化していたというのは良くあることです。
背中ニキビは皮膚科でも治療できますが、その前に自分でケアすることで劇的に改善するかもしれませんよ。
そこで、背中ニキビができた時の、自宅で行えるケア方法を教えます。
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目次
背中ニキビは原因8項目!取り除けば皮膚科に行かなくてもなくなる!?
ニキビをなくす為に大切なのは、原因の特定。
背中ニキビも例外ではありません。
大人になってからできるニキビは、部位を問わず、ホルモンバランスの乱れが大きな原因の一つですが、背中はそれ以外の要因が強い可能性が高い場所なのです。
顔の中心の鼻のニキビに悩んでいる方にも注目すべき記事を書いています。
⇒鼻のニキビの原因は?大人と思春期を比較!痛いのは内臓が原因?
今回は、背中ニキビの原因8項目を1つずつ説明しますね。
1.ボディソープの刺激
背中ニキビは顔と同じく皮脂が毛穴に詰まることが原因でニキビになるのですが、使用中のボディソープが背中ニキビには刺激が強すぎる場合があります。
2.シャンプー、コンディショナーの刺激
ボディソープ同様、シャンプーやコンディショナーの成分が背中に触れることで、背中ニキビを悪化させる原因となります。
3.洗い残し、洗い流し残し
背中は体の中でも洗い辛い場所ですよね。
しっかり洗っているつもりでも、洗い残しがあったり、洗い流しが不十分だったりして、洗浄成分が残っていると、背中ニキビの原因となってしまいます。
4.洗い過ぎ
背中ニキビを気にするあまりに、ゴシゴシと強い摩擦を与えながら洗うと、皮脂を必要以上に洗い流してしまい、それを補うために更に皮脂が過剰に分泌されるという負のスパイラルになることが。
また、ゴシゴシと強く洗う刺激そのものが、背中ニキビの原因となることがあります。
5.汗
背中は汗をかきやすい場所。
その汗を放置すると、毛穴が詰まりやすくなり、背中ニキビができやすくなります。
また、人は寝ている間に思いの外汗をかいており、寝具や寝間着の吸水性が低いと、汗が背中に留まりやすくなるので注意が必要です。
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6.下着や衣類の摩擦
今までは大丈夫でも、肌は一度バランスを崩すと、バリア機能が低下し、いつもならば問題ない刺激が背中ニキビの原因になることがあるのです。
下着や衣類がナイロンやポリエステルなどの化学繊維だと、その刺激が背中ニキビを誘発してしまうことも。
7.洗濯洗剤や柔軟剤の刺激
何気なく使用している洗濯洗剤や柔軟剤。
しかしその成分が背中ニキビの原因となっていることがあります。
8.乾燥
乾燥は肌トラブル全ての原因と言っても過言ではなく、もちろん背中ニキビにも当てはまります。
乾燥すると皮脂で潤いを補おうとするので、更に皮脂が過剰になり、またバリア機能も低下し、ニキビの原因菌が活動しやすい環境になってしまうのです。
背中ニキビは、原因をしっかりと把握した上で、1つずつ丁寧に対処することが大切です。
背中ニキビに優しい入浴方法
前述のとおり、背中ニキビの原因の多くは、背中に直接ダメージを与える何かであり、その中でも毎日の入浴方法に原因が隠れていることが多いです。
と言うことは、毎日の入浴方法をちょっと工夫するだけで、背中ニキビが回復するということ。
そこで、背中ニキビに優しい入浴方法を紹介します。
お湯の温度は何度が最適?
お風呂のお湯の温度には好みがありますが、熱いお湯はそれだけで肌のダメージになるので、シャワーや浴槽の温度は37~39度にしましょう。
まずするべきことは洗髪!
シャンプーやコンディショナーは低刺激で敏感肌用のものにし、泡は体になるべくつかないよう注意しながら洗いましょう。
洗髪が終わったら、髪が背中につかないようにしっかりとまとめましょう。
洗髪後に体を洗うメリットとは?背中ニキビに優しい体の洗い方
先に洗髪することで、体に着いてしまったシャンプーやコンディショナーをきれいに洗う事ができます。
体を洗う時にも、いくつか注意点があります。
・ボディソープよりも刺激の少ない無添加石鹸がオススメ。
・体を洗うタオルは綿100%のものを選ぶ。
・石鹸をタオルで良く泡立て、背中ニキビがある場所は泡のクッションで優しく汚れを包み込むように洗う。ゴシゴシは厳禁です。
・洗い流しはしつこいくらいに充分に。ただし、背中ニキビがある場所は直接シャワーを噴射するとそれが刺激になるので、肩の部分にシャワーをかけて、流れ落ちるお湯で洗い流すと良いでしょう。
入浴時間は短めに
体を洗い終わったら、浴槽に入る人もいるでしょう。
入浴剤を使用する時は、自分の肌に合っているものを選ぶのが重要です。
昔はこういった入浴剤がもてはやされました。
もしよかったらこちらの動画もどうぞ!
また、長く浴槽に浸かっていると、皮脂がお湯に流れ出て乾燥の原因になります。
体が暖まる程度にして、長湯はしないようにしましょう。
また、浴槽から出たら、もう一度シャワーを浴びて汗を洗い流してくださいね。
体の拭き方にも工夫が必要!
この時使用するタオルも綿100%がオススメです。
必ず洗濯済の清潔なタオルを使用しましょう。
体を拭く時は、タオルを押し当てるようにし、水分を吸い取ります。
この時も当然ゴシゴシは厳禁です。
保湿はスピードが命!
入浴後体を拭いたら、間を置かずに保湿をしましょう。
保湿剤は色々ありますが、自分の肌に合うものが見つかるまでは、顔に使用している化粧水と乳液を代用すると良いです。
背中は顔よりも皮膚が厚いため、保湿効果は高くはありませんが、顔に使用して問題のない化粧水と乳液ならば、背中ニキビを悪化させる心配がありません。
入浴は毎日するものだからこそ、正しい入り方が重要。
背中ニキビは正しい入浴方法をした上で、下着を肌に優しいタイプに変えたり、洗剤や柔軟剤を見直したりして、毎日なるべく規則正しい生活リズムにし、バランスの良い食事を採ることで改善します。
背中ニキビを皮膚科で受診!どんな治療方法がある?
背中ニキビは毎日の中の原因を取り除くことで改善しますが、背中ニキビが悪化していたり、他にも酷い大人ニキビがあったりすると、自宅ケアでは回復が間に合わないこともあります。
その場合は、やはり皮膚科を受診した方が良いでしょう。
一時的に悪化した肌状態を、皮膚科治療で持ち直した上で、毎日の生活に気を付けて再発しないようにするというのが、背中ニキビを治す近道でもあるのです。
背中ニキビで皮膚科を受診した場合の治療方法は、複数種類あり、どのような治療をするかは医師の方針によって変わってきます。
背中ニキビの皮膚科的治療は主に飲み薬。その内容とは?
私自身が背中ニキビを伴う酷い大人ニキビで皮膚科を受診した時は、飲み薬の治療が主でした。
処方されたのは、
・抗生物質(ミノマイシン)
・ビタミン剤(ビタミンC、ビタミンB6、ビタミンH等)
抗生物質は飲めば確実に効果はあります。
ニキビの原因菌に直接作用するからです。
背中ニキビの原因菌は、顔のアクネ菌とは種類が違い、マラセチア菌というカビの一種。
このマラセチア菌を抗生物質が死滅させるので、一時的に背中ニキビも顔のニキビも改善しました。
ビタミン剤は、肌の回復機能を高めるための処方です。
この抗生物質、効果絶大なのですが、その威力は今あるニキビだけ。
肌質を変えるような働きはないので、やはり自宅で背中ニキビの原因をなるべく排除するような生活をしなければ、結局再発してしまいます。
しかも、抗生物質は長期間飲み続ける薬ではありません。
もちろん副作用がありますし、頻繁に飲んでいると、耐性菌が生まれ、抗生物質が効かない厄介な背中ニキビに陥りかねない諸刃の剣なのです。
酷い背中ニキビを内側から体質改善してなくす漢方薬
背中ニキビに関わらず、難治性の酷いニキビは先述した通り飲み薬、しかも強めの抗生物質の処方が皮膚科の主な対応となります。
背中ニキビにはもちろん塗り薬もあるのですが、状態が酷いと外側から薬を塗っても大して効かないことが多いのです。
しかし、抗生物質で一時的に背中ニキビが改善したとしても再発を繰り返す場合は、体質を改善するために漢方薬を処方する医師もいます。
私も、大人ニキビと背中ニキビが慢性化し、最終的には漢方を扱うと評判の皮膚科に行って処方してもらいました。
ちなみに、ニキビに有効とされる漢方薬は複数種類あり、医師が患者を診断してどの漢方薬が症状に効くかを判断して決定します。
漢方薬と聞くと、お金がかかるイメージがあるかもしれませんが、医師から処方できる漢方薬はたくさんあり、もちろん保険適用なので、他の薬と金額的には大差ありません。
私が処方されたのは、ツムラの50番ケイガイレンギョウトウ。
物凄く苦くて、飲むのが大変でした。
ただ、私の場合は顔も首も胸元もニキビだったので、背中ニキビに特化した漢方薬ではありません。
また、漢方薬は医師の診断によって、その人の体質や状態を見極めて処方箋を決めるので、背中ニキビで受診しても、必ずしもこの漢方薬が処方されるわけではありません。
医師の話では、漢方薬で劇的に改善する患者もいるとのことでしたが、私には全く効果がないとは言わないまでも、ニキビの改善は非常に緩やかでした。
皮膚科では、この他に塗り薬の処方やニキビを潰して膿を出し、ニキビ回復を早めるなどの治療もあります。
更には、保険適用外でレーザー治療も選択肢の1つです。
しかし、ニキビをなくす根本的解決ではありません。
大切なのは、背中ニキビを再発させないこと。
背中ニキビの原因をしっかり理解し、背中ニキビができない生活を心がけてくださいね。
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