ニキビの皮膚科の薬でかゆみは?漢方の効果と種類値段について!

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ニキビは皮膚疾患、皮膚科での治療が可能です。

 

ニキビの皮膚科治療は、病院で処置をするよりも、処方された薬を飲み、経過観察していくことが主となります。

 

特に酷いニキビで皮膚科を受診すると、抗生物質を処方されることが殆どですね。

 

しかし、ニキビの薬は抗生物質だけではありません。

 

皮膚科医の方針や考え方の違いによって、それ以外の薬を処方されることもあるのです。

 

今回は、皮膚科で処方されるニキビ治療薬の中でも、抗生物質以外のものについてお話します。

 

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ニキビ治療に皮膚科が処方する値段もお手頃な漢方薬ってあるの?

 

ニキビ、特に慢性化した難治性のニキビの場合、その原因が自分の生活の中で出来上がった体の内側の疲れだったり、元々の体質だったりすることがあるのですが、そういった根本的な問題を解決するという考え方の薬があります。

 

それは、漢方薬。

 

漢方薬と聞くと、保険が効かない、オリジナル調合、とにかくお金がかかるというイメージがあるかもしれませんが、実は医者が処方する漢方薬があるんです。

 

もちろん、保険適用なので、値段もお手頃価格ですよ。

 

私もニキビ治療で漢方薬を飲んでいた時期がありました。この後詳しく書きますが、値段は保険が適用されるので、1日3回服用して1ヶ月で約1500円程度でした。

 

ニキビ治療で皮膚科が処方する漢方薬の種類と効能

 

ニキビ治療で処方される抗生物質は今あるニキビに直接作用し治療する効果が期待されますが、ニキビができてしまう原因を取り除く事はできません。

 

一方、漢方薬には標治と本治という考え方があり、症状として表れているものを治すのが目的のものと、症状を出している原因そのものを治すものが存在するのです。

 

ニキビで例えると、今あるニキビに直接作用して治す標治を目的とした漢方薬と、ニキビができてしまう体の中の原因を治す本治を目的とした漢方薬がある、ということなんですね。

 

漢方薬のニキビへの具体的な効能

 

・標治
ニキビの炎症、痒み、膿を抑える

 

・本治
体質をニキビのできない状態にする、根本治療

 

ホルモンバランスを整える、胃腸の調子を整える、体内の水分バランスを整える、血の流れを良くする、免疫機能を高める、ニキビ治療を目的とした漢方薬には、標治目的のもの、本治目的のもの、そして標治と本治両方の効果が期待できるものがあります。

 

私は酷い大人ニキビで、皮膚科を何か所もドクターショッピングしてしまったのですが、最終的に辿り着いたのが、漢方薬も処方してくれる皮膚科でした。

 

私が処方されたのは、ツムラ荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)。

 

熱や炎症を抑え、血液の流れを良くし、ニキビや鼻炎の症状を改善してくれる漢方薬です。

 

標治と本治、両方の効能が期待できる漢方薬ですね。

 

かかりつけの皮膚科医からは、「効く人には劇的に効く」と言われました。

 

残念ながら私には劇的な変化は見られませんでしたが、何をしても繰り返していたニキビが、緩やかに少しずつ良くなっているという実感はありました。

 

漢方薬の効果には個人差があります。

 

また、漢方薬はもちろん万能ではないので、服薬しつつ、ニキビができやすい生活を自分で改善する努力も必要です。

 

私の場合は、当時仕事が忙しく、しかも勤務地も遠くて毎日片道1時間以上通勤ラッシュに揺られ、食生活も睡眠リズムも乱れまくっていたので、そういったニキビの原因である生活の乱れを整えることが追いつかず、漢方薬の効果もそこそこだったのではないかと思いますね。

 

医師は患者の体質や生活習慣、ニキビの患部だけではなく全体を見てどんな漢方薬を処方するか判断します。

 

もし皮膚科を受診しても、処方される漢方薬は私とは違うものかもしれませんね。

 

帰宅してネットでこの漢方を調べても、「ニキビ」という単語が出てこない場合もあります。

 

ニキビの漢方薬による治療は、数ヶ月単位と長いものになることが多いので、不安やわからない点は、かかりつけの医師に相談してください。

 

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ニキビ治療で皮膚科が処方するその他の薬と副作用は?

 

ニキビ治療には、その他にも皮膚科が処方する飲み薬が2種類あります。

 

肌の回復機能を高めるビタミン剤

 

ビタミンは肌に良い、という漠然とした知識は皆さんお持ちだと思いますが、ビタミンの種類によって、その効果は違います。

ビタミンC

美白の効果が高いビタミンとして有名ですよね。

 

抗酸化作用が強く、コラーゲン生成を助ける働きもあります。

 

ビタミンB

 

ビタミンBは複数種類あり、ビタミンB2とB6が特にニキビ治療に有効。

 

ビタミンB2には新陳代謝を良くし、肌のバリア機能を高める働きがあり、ビタミンB6には、女性ホルモンのエストロゲンの代謝を促す働きがあります。

 

ビタミンH

 

別名ビオチン。ビタミンBの複合体の1つです。

 

皮膚炎を防ぐ働きがあります。

 

ビタミン剤は、ニキビに対して強い効果があるものではありませんが、副作用の心配が極めて少なく、安心して日常的に服用できる薬です。

 

男性ホルモン優位な状態を改善させるホルモン剤

 

鼻のニキビなどに代表される、大人ニキビの大きな原因の1つが、ホルモンバランスの乱れ。

 

女性ホルモンに類似した成分が含まれるホルモン剤を服用することで、体内の男性ホルモンと女性ホルモンのバランスを整えます。

 

ただし、ホルモン剤の治療は体質に合う合わないがあります。

 

また、ホルモン剤治療はニキビ治療としてはあまり一般的ではなく、効果があるかどうかもかなり個人差が大きいもの。

 

私は一度ホルモン剤を処方され、飲んでいた時期があったのですが、不正出血が起こり、医師と相談して服用を止めました。

 

ホルモン剤の副作用の中に不正出血という項目は見つからないのですが、服用を止めたら元も生理周期に戻ったので、やはり薬が原因だったのでしょう。

 

ニキビのかゆみ!皮膚科でかゆみ止めの薬はもらえる?

 

痒みを伴うニキビってありますよね。私もそうでした。

 

では、ニキビの痒みそのものに作用する薬はあるのでしょうか?

 

痒み止めの薬と言えば、抗ヒスタミン剤ですが、私はいくつもの皮膚科を受診しましたが、抗ヒスタミン剤を処方されたことは一度もありません。

 

また、塗り薬で痒み止めと言えば、ステロイドが有名ですが、ステロイドには免疫抑制作用があり、副作用で感染症の誘発、悪化してしまうことがあります。

 

ニキビはアクネ菌、もしくはマラセチア菌が原因で起こる皮膚の感染症であり、ステロイドを塗ることで痒みを抑えたとしてもニキビそのものが悪化してしまう可能性が高く、ニキビ治療でステロイドを処方する医師は稀です。

 

ちなみに、ステロイドの中には「リンデロンVG軟膏」という抗生剤を混ぜたものも存在します。

 

値段は1本あたり約40円程度とリーズナブルで、抗生剤が入っているので、ニキビ治療でこのステロイドを処方する医師がいるかもしれません。

 

しかし、顔のニキビ治療でもしもリンデロンVG軟膏を処方された場合は、医師に細かく塗り方、塗る回数、塗る日数、使用方法についてしっかり聞いてください。

 

このステロイドは、真ん中の強さで、基本的に大人でも顔に使用するものではありません。

 

使用には細心の注意が必要なのです。

 

私は重度のニキビでしたが、ステロイドの処方は一度もありませんでした。

 

ステロイドについては、子供がアトピーなので知識がありますが、もしもニキビ治療で安易にステロイドを処方する医師だったとしたら、一度別の皮膚科を受診して、違った医師の診断をしてもらった方が良いと個人的には思います。

 

と言うことで、ニキビの痒みを抑えるために薬を処方されることはあまりないのです。

 

ニキビが痒くなる原因は、炎症と乾燥。

 

結局、ニキビを治療することが痒みを抑えることに繋がります。

 

どうしても痒みが我慢できない場合は、医師に相談してみてくださいね。

 

まとめ

 

ニキビ治療のために皮膚科が処方する薬は様々です。

 

大切なのは、ニキビの小さな疑問や不安を相談しやすい信頼できる医師と出会うこと。

 

皮膚科で処方される薬の中には、服用に注意が必要なものもありますので、充分な説明をしてくれるかかりつけ医を探しましょう。

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